燃料コラム|運送業者にとっては・・・?

経営を圧迫するリスク回避の重要性

このコラムを掲載している時点での国際市場では、石油製品関連の価格は下落傾向にあり、日本国内においても似たような状況になっています。


運送業者にとっては歓迎すべき状況ではありますが、この下落傾向が続くという保障はどこにもありません。
石油製品の価格は毎日チェック

さらに言えば、中小の運送業者の経営状況が悪化しても、ご存知のように、政府は即座に対応をとってくれるわけでは決してありません。自分の身は自分で守るしかないのです。

バイオディーゼルの使用はリスクゼロ?

運送業者にとってのメリットは、石油製品価格の変動リスクを回避することです。

それでは、バイオディーゼルにはリスクがないのでしょうか?

すなわち、街のガソリンスタンドなどで、安定的に補給することはできるのでしょうか?また購入するとなると、その価格はどの程度になるのでしょうか?

この二点が、バイオディーゼルを軽油の代替燃料として使用する際の課題として浮上してきます。

現在のところ、日本国内でバイオディーゼルを燃料として販売しているガソリンスタンドは、数えるほどしか存在していません。そして、その価格は、今の原油価格とあまり変わらないか、もしくは少々高いくらいです。

それでは、運送業者の方にとってのメリットとならないので、違う方法を模索している運送業者の方もいらっしゃいます。バイオディーゼルは、てんぷらなどの廃油をリサイクルして使うことも可能で、家庭や飲食店などから廃油を集めて、バイオディーゼルを自家製造装置で製造・販売することもできます。

こちらは、ビジネスモデルとしておもしろいですが、大きく成長するのには時間がかかりそうです。

つまるところ、「安定的な燃料補給」と「軽油よりも安い価格」の二点についてはまだまだ問題があり、燃料として広く使用されるにはまだまだ時間がかかるということです。

ですが、将来的に利用できる石油は枯渇すると言われている中、これからどのくらい普及してくるのか、その成長過程は引き続き注視していく価値が十分にあります。

>>バイオディーゼルの時代はまだ先のお話

前のページへ戻る

1 2 3